Tuesday, January 23, 2024

スケール洗浄剤で冷却系統をきれいに

 例年エンジンジンクの交換は秋にしている。気になっていた冷却系統の洗浄も兼ねてやると無駄がない。’22年に『Wiz of Oz』艇長がやってなかなかいい結果が出たので僕もすることにした。この時期になってしまったのは,昨年11月以降体調を崩してしまってそれが大層長引いたからだ。
 年始になって色々と消耗交換部品を購入した。

 その中に『K-1』と言うスケール洗浄剤が含まれているのはもちろんのことだ。

 方法は『Wiz of Oz』艇長のブログを参考にすれば怖くない。
 そこには,サーモスタットを外すと書いてあったので手持ちのガスケットを調べてみたのには訳がある(後述リンク先)。

 予備のガスケット。2枚は純正のパーツで,下の2枚は手製の物。よっぽど懲りたらしい。

 ブログを参照しながら作業を進める。

 まずは海水除去。バケツ一杯の水と取り替えた。

 スケール洗浄剤を循環させる。臭いはたまったものじゃないが,今日は風が強く,バウハッチからコンパニオンウエイへと流れていくので充満せずによかった。泡が出てきて,どんどん濁ってくるので写真を撮った後はコクピットに退散した。
 スリークォーターばかりやる。
 中和剤についてちょっと心配だったので電話で『Wiz of Oz』艇長に確かめた。助かりました,ありがとうございます。
 バケツの中の液を中和処理,さらに冷却水系統も中和する。

 サーモスタット穴を覗いくときれいになっているし,指で触ってもツルツルだ,素晴らしい。
 ガスケットを入れ,ボルト2本で蓋を取り付ける…相変わらず抜けている,サーモスタットを打ち込むのを忘れていたよ。ケチっちゃいけない,ガスケットはその都度新品にしないとね,2枚消費。

 エンジン後部のジンクを取り替える。前回の交換時にプラグを新しくしたし,メガネレンチもこのために買い換えたのでカチッと決まる。
 横のジンク交換に手間取る。メガネレンチを回す余裕のないスペース,げんのうでコンコンするがレンチが外れてしまう。『LEIA』艇長が岸壁にいるらしい。「抜けないように押さえておいて。」と手伝いをお願いする。ありがとうございました。
 最後にエンジンをかけ数十分間導水させた。

 途中休憩は取っておりませんよ。

 ジンクが腐食して黒くなっている。横のジンク(写真上)がよく減っているのはふた月ばかり交換時期が長いからかね。

 風が強い。西日本でも雪が降ると言う。和泉の国を抜けて南河内に入るとハラハラと白いものが舞ってきた。

8 comments:

  1. スッキリ、綺麗になって良かったですね。バケツの底に鉄粉やゴミが沈殿していましたか?

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    1. 黒い粉が底一面に広がっておりましたよ。
      K-1はまだ半分近く残っています。

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    2. 硬質シリカが抱いていた鉄粉ですね。来季は今年より薄めの薬剤で同じように循環させてあげると良いでしょう。
      水温監視というか記録が大切です。

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    3. 水温計の液晶がすぐに飛んでしまう。去年だけで4個も使ってしまいましたよ。他の業者のもどれも同じ製品のように見えるんですけれどね。

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    4. 少々お高いですが、日本メーカーのセンサー式温度計を使うのも有りですね。
      会社にて冷却水の監視に使っていますが、夏の暑さ冬の寒さに耐えて頑張っています。
      液晶は高温低温に弱いですからね。

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  2. 整備はやってもやっても減らないですね。私もこの10日間で3箇所なおしたら、新たに2箇所壊れているのが判明しました。

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    1. 僕は年末にできなかったからその分圧縮されています。
      真面目に港通いを続けます。

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