Sunday, May 13, 2018

飲み屋がない 直島宮浦港

 今日は1日中雨らしい。朝,気象庁のHPで調べてみると,昨日までは海上風警報の予報だったが,海上強風警報に変わっていた。前線の通過時刻が気になるところだ。

 風は弱い。都合のよいことにヨットを桟橋から離してくれる方向で吹いている。朝の用事を済ませると二人ともすることがなくなった。
「出よう。」
 どちらからともなく声を発する。
 合羽を着て出たが,暑い。すぐに脱いでドジャーの陰に置いておく。本船航路に入る前に前方の視界が悪くなってきた。後方からも明らかにそれと分かる雨雲がひたひたと近付いてきている。
 30分ばかり大粒の雨に振られたが,それ以外は時折雨粒を感じる程度でたいしたことはない。
 後ろから遊漁船がやってきた。ゆっくり走りながら船長は手を振っている。こちらも手を振り返す。僕のヨットを相当追い越した後,速度を速めた。優しい気遣いが心にしみた。
 雨は通り過ぎた?しばらくは降られないだろう。先日通ったばかりの直島への航路に入る。港内に入って舫の準備をしだした時に少し降ってきた。ほどなく『Blue Lagoon』も到着。大降りになる前に着けてよかった。

 いつものように着いたらビールで乾杯。一息ついてから艇の点検をする。
 観光案内所に出向き停泊料を支払う。傘を差したまま町内を歩く。三菱マテリアルの生協で食材を購入した。。
 早めの風呂に入り,港すぐ傍にあった小さなうどん屋さんは廃業したらしい。桟橋近くの店で一杯やる。
 拙艇で飲み直しして,やっぱり外でもう一杯やるかと店を探すが,さっぱり開いていない。コンビニでワインを買ってちびちび飲むとはとんだ直島の夜だなあ。

白石島新港発 05:20
直島宮浦港着 10:15

ときおり雨雲につかまる。少し我慢すればまた晴れてくる。その繰り返しだった。後ろから追いかけてくる大きな雨雲につかまる前に直島に入ろう。

ギリギリセーフ。早立ちは正解。山では常にそうだった。

『Blue Lagoon』艇長が是非にと言うので,入ったら,いっぱい撮られました。不思議な空間でした。

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