Wednesday, September 11, 2019

うどんを食べに 三本松港

 昼間より夜が不快だっだ。蒸し暑さは和らがず,風の流れないキャビンは蒸し風呂と化したまま僕の体温も吸収して,日付が変わっても室温は下がらない。星でも愛でながら夜を明かそう。
 4時半に出るつもりだったが,ここの漁船はその時刻が定められた出航時刻なのだろう。緑灯に赤灯,ブルンブルンとエンジンの音。仕事を邪魔してはいけない。ほんの5分ばかり遅らせて出港するが,後ろからも何艇かやってくる。サーチライトを当てて前方の遅い船(すなわち拙艇)を確認している。迷惑をかけたようだ。
 転流の1時間前に海峡には入ることにしている。少し早かったようだ。艇速を落として予定通り6時半に鳴門大橋手前に進入した。
 橋をくぐってからしばらくは潮の恩恵に預かり艇速がのびる。その後はお決まりのように風弱しの真上り。4ノット台で進むしかない。
 三本松に着いた。どっと汗が吹き出る。適当にかたずけて,さっさとうどんを食べに行こう。
 混んでいる。店内注文の順番待ちで女将さんと目が合う。覚えてくれている。
「もう着いたの」
「あの丸いのあります?」
 食べた後も,
「気を付けて」
の言葉が嬉しい。
 マルナカでスパークリングウォーターを買ってヨットに戻った。風呂に入る前にメンテナンスをしないといけない。シャツがずぶずぶになるぐらいのたっぷりの汗をかく。風呂に行く前段階としては二重丸だ。
 熱い風呂,洗い場の赤蛇口は用心しないといけない。ほんまに熱い。
 いつもの店で、鶏モモ焼いてもらい,メガジョッキを空ければ,港ミナトの居酒屋巡りも悪くない。

沼島漁港発 04:35
三本松港着 10:35

朝日を背中に浴びて鳴門を目指す。

このシュワシュワ感がたまらない。

掬って食ってもうまくない。やっぱり少し温めてから上と下の蓋を開け取り出し,やや厚めに切ってソテーしたほうがよかった。

がら空きの岸壁。梯子の付いた所に停めることができてよかった。

出汁がそのまま凍らせてあるので冷たさが維持される。美味しいなあ。
熱い蛇口はご用心。湯も気持ちがいいほど熱い。

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