Saturday, May 02, 2020

春霞の中をセーリング

 漁船の出入港優先時間帯がある。昼間のそれは13時半から15時半の間。午後から頃合いの風だという天気予報を見れば,今日はのんびりと関空島一周でもしてこよう。後半はきっと楽しめるはずだ。

 港を出てから直ぐにメインを揚げ,ジブを展開する。
 弱い風だがそろりそろりと関空橋をくぐることができた。

 関空島と田尻間は風に期待できないことが多い。
 案の定南端を回る前で艇速は1ノットを切った。少し前にさざなみが見えるのにさっぱり進まない。ほんの2,3分だけズルをする。
 南西面はそこそこ進む。
 さっきより風は弱まったが風向は安定している。ワッチしながら無線機のスイッチを入れる。信号が強い。一発で交信が終了,各局ありがとうございました。港では『Wiz of Oz』艇長もチェックインしたようだ。

 直ぐ側の関空島が霞んでいる。
 西の明石海峡大橋もさっぱり見えない。

 アビームでヒールなし,ビールなし。餃子が焼けるほどのんびり走った。

 港口をダイレクトに目指す。気分のいい走りが続く。
 クォターリーで快適に走っていたが,あと2マイルのところで風がピタリと止んだ。
 あっさりエンジンをかけ隣の旧フェリー乗り場のあった港内で片付けをすると15時半になったので入港する。

 舫を取ってコーヒーでも淹れようかと思っているところに,『LEIA』艇長が,乗らない?と誘ってくる。コード0のお試しらしい。断るわけないでしょう。
 やや,さっきと海況が違う。天気予報は数時間ずれていた。コード0を試すにはちょっとって感じの風が吹いている。
 小1時間,タック,ジャイブとバルチック43ftの走りを楽しんだ。安定していますね。マスクしてヨットに乗るのにも少しは慣れたかな。

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