アンカーロープをたぐりながら回収していると…
「もう出たの?見送りに来たのに。」
なんて思っているのかなと想像すると楽しい。
「また来るね〜」
と大きな声で応えておいた。
みるみる晴れ上がってきた。相変わらず風はさっぱりでジブは出せない。0.5〜1kt未満の潮流があるようで艇速は満足だ。
10時方向にセールが見えた。すれ違い。
今度は同じ方向に向かうヨット。温泉津へ行くのかな?そのうち船首が違う方向を向いて視界から消えていった。
沖泊へゆるゆると入っていく。魚探を見やすい位置に移動させて注意深く走る。
到着8NMぐらい手前で艇速が0.5kt落ちた。もしかして?とは思っていたが,やっぱり絡んでいた。ペラだと振動が激しいが,振り落とされシャフトに巻き付いただけの時は感じられないので,急に速度が変わった時はほぼこんな状況だと思って間違いない。潜って取ったが今日は風呂ありなので気分もよし。
『才一の湯』に行くつもりだったが,電話をかけると転送されて観光案内所につながる。休業されていて再開のめどはたっていないと聞いた。悲しいことだ。
温泉街に向かう。
突堤にヨット,そしてミニパト,警察のお姉さんとヨットマンが喋っている。さっき見たヨットなのかな?何かトラブル?全く関係なしでした。近付いていくとどこかで会ったような人だ。彼もそう思ったのかこちらを見ている。
「『kamome V』さん,ちゃいますのん?」
去年,七類・境港でお世話になった方です。その時上架されていたのが『kamome V』で,これに乗り換えだと見せていただいたのが今乗ってこられた『kamome VI』ですね。しばらく立ち話。今夜20時に出航するとのことでした。ご安航を。
さて,天気予報では夕方からの雨らしい。一杯やるなら今かと思いながらペダルをこいでいたら開いている店がすぐ見つかった。
ヨットに戻り先ほど購入した惣菜で一杯やっていると寝てしまった。電波状況が悪くてネット配信の映画でも観るつもりだったのにね。
『sannaviki』さんから声がかかり,チャーハンをいただく。アジの干物でやっているとよい子の寝る時間はとうに過ぎてしまっている。明日は滞在…さらに飲み続けたよ。
江崎港発 05:10
温泉津港着 13:15(44.89NM)
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