そろそろ準備をしよう

　別に巌窟王のように閉じこめられていたわけではないが，2月は散髪に行っていないことに気が付いた。きれいなお姉さんに切ってもらおう。

　どうも鼻水を垂らしているような気がする。見られているのなら恥ずかしい。いや，それよりもきちゃながられんのんがえらく自尊心を傷つける，ちゃうちゃうそんな汚いもん触らしたらあかんやんか…今更しゃあないか，尋ねようか…俺の頭が何十年かぶりにフル回転してる。でも髭を当たってもらっているから口を動かすわけにはいかない。ほんのちょいとした隙があったので，

「あのぅ，鼻水，出てませんか？」 

「出ていませんよ。」

と優しい言葉。お兄さんではそうはいかんね，わしは爺いやけど。

　ホームセンターで塩ビ管と割りピンを買う。

　スーパーで航海用の食料を物色。山屋をやっている時も街で暇を見つけては必ずやっていた。新機軸がないと単調になってしまうからね。

　そんなこんなで港に着いたのは11時をとうに過ぎていた。今日は風が弱いのではなから出る気はない。さっさとメンテナンスに取り掛かろう。

　探していたものがステップの引き出しにあった。さて，どこに収納しておこうか…クライミングギアの袋に入れてもそれを忘れてしまいそうだから，やっぱり元の引き出しに戻すのが得策だ。

　クローズホールドの際，ジブシートがアッパーシュラウドにかなり食い込んでいる。以前にも付けていたが，それはパイプ径が大き過ぎてたんなる塩ビ管以外の役目を果たしていなかった（回転しない…）。

　スポンジパイプカバーは一航海ももたずに崩れてしまった。

　細い塩ビ管を付けることにするが，（シュラウドを）抜きたくないので割って入れる。それなりに苦労したが，左右とも設置できた。

　ベビーステイには倍の長さの物をつける予定だが，（管を）裂くのに時間がかかったので次回に持ち越しだ。

　そうそう，そのベビーステイの割りピンが効いていなかった。チェックは必要だ。直した後，自己融着テープを巻いておく。

　このサイズならくるりと回りそうです。

　Pendulum Sheet Linesのチェーンが長過ぎて，末端を束ねて使っていたがそろそろきちんとしよう。

　ペンチで挟んで金鋸を当てる。

　知恵の輪じゃないから一箇所だけを切っても外れない。できたと思ったら（チェーンの）コマが偶数個だった。やっぱりセンターは出したいのでもう一コマ切る。

　出来上がった。

　両端のリングにロープをかけ，テンションを調整する。これもずっと片側だけそうしていたが両方にある方が何かと便利だと思う。

　下津に行っていた『LEIA』さんが帰ってきていた。お疲れ様でした。みかんありがとうございます。

　今日も大きく引いている。

　こんな日に（クルージングで）漁港に着ける際は要注意ですね。