Tuesday, May 03, 2022

宇和海を楽しむ 宇和島港

  目が覚めたのは日付が変わった頃で,唸る風とどジャーを叩く雨粒の音。ややっ,天気が悪いじゃないか…起床予定時刻の4時には何とかなっているかなと寝ぼけた頭で楽観的な答えを出しまた眠りについた。
 晴れ!金星と火星(多分)が東の空に輝いている。あんまり早く出ても速吸瀬戸の北流に邪魔されるのは分かっているが,北からの風を受けてアビームでゆっくりセーリングしながら佐田岬末端に向かえば,回り込む頃にはきっと南に転流しているはずだ…ともくろんでいる。
 街の人が見送りに来てくれた。ありがとうございます,また寄りますね。
 昨日僕たちの後から着いた松山の『SAKU』艇長に挨拶をしてから出航した。またどこかでお会いしましたらよろしくお願いします。

 行ってきます。

 甘かった。風は弱すぎるのでエンジンをかけるが,ホンダワラがずっと漂っているのでコントロールレバーを何度もニュートラルに戻ししのぐ。

 空はますます青く,雲の湧く気配すらない。

 10時前に岬を回り込む。そのちょっと前から潮に引っ張られてご機嫌な機帆走だ。

 宇和島港まではまだまだ遠い。ブロードリーチでザザーっと波に乗る感じの走りが続く。早く着きたいのでずっとエンジンの助けを借りていたが,(エンジンを)止めても艇速は1ktも変わらない。なかなか楽しませてくれる。
 長かった宇和海を堪能し養殖網のある海域に入った。気になるのは停泊地で,地元宇和島YCの徳田氏から『きさいや広場』のビジターバースは停泊艇ありとの情報を得ていた。代わりの停泊場所も聞いていたのだが,空いていることを願う。

 大きな浮桟橋に停めました。ほどなく徳田さんが現れて色々と町のことを教えてくれた。ありがとうございました。

 あった!確か12年前もここに入ったはずだ。

 真面目に2軒ハシゴをしてヨットに戻る。ドグハウス上に街案内のプリントが2枚置かれてあった。重ね重ねありがとうございます。

 三日月が美しい。

 20時過ぎに徳田さん来艇。宇和島ヨットレースの歴史,宇和島の水産物の話など話題は多い。ありがとうございました。
『BonanzaⅡ』艇長は明朝帰阪,僕は連泊して宇和島を楽しむことにする。おやすみなさい。

三机港発  05:25
宇和島港着 15:05

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