Sunday, July 03, 2022

歴史を感じる港に着きました 深浦港

 明るいので4時半に出航した。セールを揚げ離岸,漂いながらフェンダー・舫を収納する。

 すでに蒸し暑い。相変わらず海上濃霧警報が発令されているが…はたして。

 前方が怪しい…包まれるかな。

 この後5時間ばかり霧の中を航行する。AISアラームが後方からの本船の接近を伝える。ふと右前方を見ると操業中の漁船が2隻,ワッチに集中する。

 だんだん薄くなってきた。今度はホンダワラと流木の漂流帯がしばらく続いた。膝に挟んだティラーで右へ左へとかわす。

 白神山地が見えてきた。

 海岸沿いには霧が出ているが,やがて消えていった。

 日輪が…何かいいことあるかな。

 変針するとジブを展開できたのでしばらく楽しむ。

 港口の定置網をかわし赤灯を目指す。

 槍着けの際通常アンカーラインは行って来いにしてあるが今回はシングルのままだ。だから適当にアンカーを落としても十分長さは足りる…はずであった。あれれれ,少し足りないじゃないか。再度打ち直す。

 着けました。岸壁下に空洞があるのと1週間ばかり滞在予定なのでビームアンカーは要りますね。

 ここが故郷の『東日流』艇長が車を調達している。そういや酒田でも知り合いの車を借りっぱなしだったし,人とのつながりを大切にされていることが素晴らしい。
 黄金崎の温泉に向かった。

 ずっとガスの中だった鳥海山がやっと見えた。帰路は是非とも洋上から見たいものだ。

『東日流』艇長の親戚宅,夕食に招かれる。久々に味わう美味しい家庭料理,ごちそうさまでした。
 またここには泉佐野『Wiz of Oz』艇長に手配をお願いしたオイルフィルター,Vベルトが届いている。長期間の保管もありがとうございました。

 当初3ヶ月ばかりのクルージング予定だったのでオイル交換6回分のセットしか積み込んでいなかった。瀬戸内で『東日流』・『Asagiri』2艇のクルージングに紛れ込んだが途中で抜けるわけにもいかない(ような雰囲気)。急遽追加7回分(700時間)の物資とVベルトを送ってもらったわけだ。『Wiz of Oz』艇長ありがとうございました。

 すっかり日も暮れた。

 20時過ぎたのに西の空がまだ明るい,日本海の夕暮れ。

戸賀港発 04:30
深浦港着 13:00(47.83NM)

2 comments:

  1. 直接物資補給できる良い時代になりました。
    まずは、往路到着おめでとうございます。
    1week滞在の後は、復路?それとも東周りでしょうか?

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  2. お世話になりました。ありがとうございます。
    この後,奥尻島まで行きます。瀬棚からもどって函館,青森ねぶた祭りを見てから,同じ日本海を往路より刻みながら帰る予定です。

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