七類とは質留比だったのか 在七類港

　雨は上がったようだ。

　そうか，東に開けているんだ。

　風は西から吹いているので岸壁に押し付けられることなく快適だ。7時過ぎにフェリー乗り場まで行って朝のお勤めを果たす。

　質留比だったんだ。お詣りをしておこう。しまった！財布をヨットに置いたままだった。もう一度来よう。

　昨日覗いた食料品店に行くが閉まっている。地元産の醤油があったので買おうと思っていたのだが…けっしてチェーン展開している店では手に入らないのだ。

　再度お詣りする。

　動的な狛犬は，この辺り（山陰）の特徴ですね。

　さっきからビュービューと風が唸っているが，山に遮られているので海面はさざ波程度。

　七類港管理所の方が来られた。係留申請書の記入だった。ちなみに5t未満は無料です。大変親切な方で来週の天気の心配もされていた。お世話になります。

『Asagiri』で昼食。ごちそうさまでした。ビールに【隠岐誉】，昼酒が幸せいっぱい夢いっぱい。

　昼過ぎに食料品店が開いた。朝は仕入れに行かれていたそうだ。

　醤油は3種類あったが迷わずこれにした。

　そうそうここは隕石で有名な所だった。

　メテオプラザ，昨日はここの入浴施設を利用した（200円）。

　遠出して『みなと温泉ほのかみ』で入浴。露天からは海が見え，遠く大山も望まれる。

　昨日は肉を食ったので今日は魚を食う。大満足の定食だった。

⛵七類港

僚艇と合流 七類港

　3時半に起きた時は星空が広がっていたが，予報では曇り，午後からは雨だろう。

　出航準備ができたので，4時50分に舫を解いた。

　焼火神社を振り返りつつ，昨日訪れた知夫里島沿いに南東方向へ。

　島前の島々を抜けてからは一気に七類港沖を目指す。

　なんじゃこれは？なんでこんなとこにネギがあるねん？

　時々パラリとくるが何とか保ちそうだ。機帆走をして稼いでいるつもりだが，ジブを出せたり出せなかったり。

　着けました。多分連泊するでしょう。

『東日流』艇長知り合いの地元ヨットマン『kamome VI』さんが差し入れを持ってこられた。

　拙艇でコーヒーを飲んでいる間に『Asagiri』が到着，お久しぶりです，またご一緒しましょうね。

　昼食に出かける。

　全員一致で蕎麦を食う。

　

　食ってから，その『kamome VI』さんの前のヨット『kamome V』を見に行こうということでマリーナに向かう。手を加えたというヨットを見せていただくが実行力が素晴らしい。いや，それよりもその方の人柄にすごく惹かれた。

　メティオプラザで入浴後，焼肉屋に出かける。

　再会に乾杯した。

シーサイドホテル鶴丸前桟橋発　04:50

七類港着　　　　　　　　　　　11:20（35.31NM）

最終日になりました 在隠岐西之島

　今日でちょうど1週間だ。天気が悪かったのはたったの1日で真面目に島内観光をしたとは言えないがのんびりできたのが1番で，天候待ちで出航を見合わせることよりも沈殿日に晴れているということの方がやっぱり気分がいいという結論だ。

　…で，今日も快晴。

　昨日『東日流』艇長知り合いの西之島在住Hさんから，「知夫里島を案内しましょう。」と誘われていたので出かけた。

　島前内航船，便利ですね。

　赤ハゲ山展望台に上る。

　美しい光景が広がりました。

　さらに不思議な構造物。

　かなり上ってきましたが，上部に樹木がないのに水が湧き出ているそうです。牛が水を飲みに来ていました。

　海から眺めた赤カベを上から覗く。

　波が当たり，時折岩穴から潮を吹いていました。

　赤壁への歩道にあった牛避けの柵？でも柵内にも牛糞はいっぱいありましたとさ。迷路を通って行ったのだろうか。

　帰り道は牛が車道に何頭も出ていた。もちろん遠慮しながら通るのは車ですね。

　帰便は隠岐汽船のフェリーで。

　出迎えは目玉の親父と一旦木綿でした。

　Hさん宅で昼飯，ごちそうさまでした。睡魔が襲ってきたのでヨットに戻る。

　風呂の後は洗濯，相当癖になってきた。

　西之島最後の夜は，Hさんをまじえ『鶴丸』で夕食。

　

『鶴丸』で7泊中の食事利用は3回，夜の飲み会にも誘っていただきました。お世話になりっぱなしでした。ありがとうございます。

⛵隠岐西之島　シーサイドホテル鶴丸前桟橋

星空がきれいでした 在隠岐西之島

　スターン側上部に北斗七星がディッパーを下にして輝いていた。風は止み波の音はしない。ホーホーとフクロウ？の鳴声だけが聞こえてくる。

　今日も快晴，出歩こう。

　峠といえば峠，緩やかな坂道を上り別府に着いた。さらに自転車を進め，比奈麻治比賣神社を目指す。海から辿るつもりだったが工事通行止めで山側の新道を通ったのが残念だった。

　途中で見つけたこのマンホール，なかなかいかす…

　歴史に疎い僕は，こういうのを必ず撮っておく。

　着きました。

　フェリー乗り場のある別府にあるスーパー，品揃えがよろしいようです。

　生酒を求めて月曜日に寄った酒屋を再訪する。前回僕が購入したのは季節限定酒（春）だったらしくもう残っていない。GEOPARKのロゴ入りの純米酒を買った。

　店頭に入る前にはなかったテントが設営されている。月に一度程度カレーの販売をされているらしい。

　看板をちゃんと撮ってねと言われたのに，お姉さんの笑顔に負けて下が切れてしまっている…すみません。

　チキンカレーです。

　ちらしはくばりすぎてもうないとのことでした。アップの許可をいただいたのでSNSとブログに載せた（たいした宣伝効果がなくてすみません）。

　美田のスーパーで何かないかと探していたら…

　あった，あった。このネーミングだけで買ってしまう。

　朝は肌寒いほどだったが，汗をかいてきた。ヨットに戻って一杯やろう。

　ビールを引っ掛ける前に，未練たっぷり生酒の方の『隠岐誉』の写真を撮っておく。

　明日は最終日。天気もよさそうなのでなによりだ。今日も風呂上がりに真面目に洗濯したが，すぐに乾くだろう。

⛵隠岐西之島　シーサイドホテル鶴丸前桟橋

風が強いね 在隠岐西之島

　雨は止んだ。ここは風力3ぐらいだが，西之島大橋方向からは波が入ってきている。吹いているようだ。

　今日は何曜日？なんて会話が昨日あったのでその時から朝食はカレーに決めていた。もっとも拙艇の食糧庫にあるのはいわゆるタイカレーで小麦粉の入ったそれとは違う。

『東日流』艇長がヨットで漬けているラッキョとショウガだが，これがなかなか美味い。僕は連日マカロニの入ったサラダばかり作っている。このマカロニは『東日流』艇長からの差し入れで端っこが白っぽくなっているという年代物だがそんなことはたいしたことではない。結構美味しくあえることができた。

　グリーンカレーが好みだ。イナバのそれは安くてよろしい。

　船越からぐるっと浦郷までチャリをこぐ。

　おおっ，これは覗かずにはいられない。帰りに寄ろう。

　由良比女神社に着いた。

　地域の方3名が境内にあるトイレの清掃をされていた。きれいなトイレは気持ちがいい。お世話になります。

　神社向かいの『いかよせ浜』。遊び心が楽しい。

　先の赤ノ江，珍崎まで行こうかと思ったがやっぱりさっきの店が気になる。店での飲み食いは30分後の11時からとのこと，待てない僕はアテを買いヨットに戻る。

　さて…アジの干物に塩辛，飲み過ぎ注意だね。

　地魚を地酒の隠岐誉でやるのが正しい酒飲み。

　あれ，もう昼だ。レタスが傷んできたのでさっさと食わないといけない。タマネギと一緒に和えていると，グッドタイミングでパスタが運ばれてきた。ごちそうさまです。

　ここでも当然，ラッキョと生姜漬け。

　根菜類はあるが緑系野菜がなくなったので買いに行ったが，結局，大福餅を4個買って帰った。おっさん否じじい二人で甘い物を食ってる図柄は美しくないなあ。年寄りには熱いお茶が何よりのごっつぉやね。

　風呂の後は1日分の洗濯，もう定例化したと言いたいがまだ実行二日目だ。

　晩飯食って，コーヒー飲んで，馬鹿話をしておやすみなさい。

　明日も晴れだね。

⛵隠岐西之島　シーサイドホテル鶴丸前桟橋

飲んだくれてはいませんよ 在隠岐西之島

　快晴の西之島を楽しんだ翌日は雨，僚艇は江崎を出航したようだ。ご安航を。七類あたりで合流する予定だが，明日明後日は強風が吹くらしい。僕もどうせ待機するなら七類よりもここでのんびりした方が気分がいいので長居をすることになったわけだ。

　降り出した。

　シーガルネットをワッチする。チェックインできた。各局ありがとうございました。

　9時ごろ雨が一時止んだ。トイレに行った帰りにフロントで土産を買った。

　アカモクとはあの浮遊するホンダワラの仲間だろうなあ。

　雨脚が強くなってきた。

　ラジオを聴くが電波状況が悪いらしくチューニングの赤ライトが点灯しない。アマチュア無線機の電源を入れ，ようやくNHK AM島根の第一放送を聴くことができた。ローカル放送は現地の気象情報が伝わるのでありがたい。

　昼は連日【そうめん】で，これは『東日流』艇長が自艇で茹でたものを拙艇に運んでくる。僕はそれをアテに焼酎をやる。日本酒だとついつい飲み過ぎてしまうから濃い目のものがいい。

　いささか飲み過ぎたか，睡魔が襲う。珍しく午睡に入ってしまった。

　17時を過ぎていた。風呂に行く。昨日の「誓い」通りに1日分の洗濯をする。なんのことはないすぐに終わるのだ。

『鶴丸』で夕食。雨は上がったようだ。

　北の方が明るい。明日は晴れ。

　夕食後は『鶴丸』の食堂で，『七海長丸』艇長もまじえて焼酎をやる。焼火神社の謂れから始まり，海に関する話，昨今の話題まで『鶴丸』社長の話が面白くついつい長居してしまった。おやすみなさい。

⛵隠岐西之島　シーサイドホテル鶴丸前桟橋

真面目に洗濯しよう 在隠岐西之島

　朝方見える月がきれいだった。今日の快晴も約束されている。

　液体石けんが残り少ない。ヘッドのロッカーを探すとあったあった。

　昔ながらのこれ，なかなかよろしいよ。

　江崎で毎日洗おうと誓ったのになあ，3日分以上あると行だね。

　そよそよと風が吹いている。じきに乾くだろう。枕とシュラフも干す。

　3日ほど前にジェットボイルが突然死んだ。ガスを噴出しないのだ。郵便局からM社のカスタマーサービスに送る。午後の船便だが明日着くらしい。陸路は速いものね。

　郵便局からの帰りに寄った『おき・にしのしま海の駅』に1番近い食料品店。必要なものは揃う。

　神社もあったのでお詣り。

　さて，郵便局のお姉さんからハガキとティッシュをもらったので，さっき寄った『やまのうち』で購入したワンカップをいただく。飲むには理由が必要だ。

　昼食は『東日流』艇長がソーメンを茹でてくれた。ごちそうさまでした。

　天気がいいので腹ごなしも兼ねて出かける。

　船引運河を見に行った。

　隠岐島前・島後神社マップを眺めていると，近くに長い階段のある神社が記載されている。行ってみようと出たのはいいが，上り口が見つからない。ちょうど軽トラに乗ろうとされている方を見かけたので尋ねた。本来の道はすぐそばから始まっているが，通る人もなくなり荒れているとのこと。違う道を教えてやるから着いておいでと軽トラが発車した。朝から麦と米の液体燃料を蓄え，力みなぎる僕の「脚力」が見抜かれたらしい。ジェットボイルのガスはさっぱりだが，僕のエンジンが火を噴いた。テールツーノーズで食い下がる…そんなわけないな〜ハザードが出された。運転席の窓から右手であっちだよとの合図がある。ありがとうございました。

　鳥居は三つ，石段は200段以上あるという。下りる時正面にヨットが見えた。

　Yショップがあったので立ち寄る。

　コンビニらしからぬ食料品がけっこうあった。次回食料調達はここかな。スイーツを買う。

　帰路，気になる看板があったので当然寄り道する。

　個人宅の横にあった。島の人の支援が相当あったのかな。

　ホテルのロビーでWi-Fi接続して，iPhone・iPad・Android計3台のアプリアップデートとバックアップをする。スピードが速くてよかった。

　風呂に入ってからはやることがある。着替えたTシャツと下着を洗濯するのだ。朝の誓いは忘れない。

　拙艇で『東日流』艇長手作りの惣菜で夕食。明るいうちに食べるのがいい。ゆったりした時間が今日も過ぎていく。それだけが速く感じる。

⛵隠岐西之島　シーサイドホテル鶴丸前桟橋