Monday, July 31, 2023

ずっと真上りで鼠ヶ関港へ 酒田港〜鼠ヶ関港

  2時に目が覚めてしまったよ。ラジオではサンタナの特集をやっていたからまあいいか。

 スープに刻んだミョウガを入れると夏らしい…

 風は?
 出てしばらくは陸風で調子がよかったが,やがてずっと真上りの4kt台。イラついてもしゃあないが航程が短いのが何より。

 おっ,あの山は高館山じゃなかろうか。アンテナがたくさん立っているのでよく分かる。地元小学生の遠足でも訪れる地だ。

 3時に朝飯を食っているものだから8時には何か食べたくなる。リンゴを買っといてよかったよ。

 がらがらの突堤に舫う。

 汗が吹き出してくるが,青空が広がっているのが一番うれしいことだ。

 漁協に挨拶をしてからR7の向こうにあるスーパーで買い出しをする。
 ヨットに戻り,冷蔵庫に食材を入れてから海水浴場のシャワーを浴びに行く。温水コインシャワーだが途中で止められないよと地元小学生が教えてくれたが,その通りだった。一気に浴びた。
 イカ焼き屋さんに立ち寄る。焼き上がるまでは神社にお詣り。
「去年も来たでしょう?」
とはイカ焼き屋の大将の言。

 すっきりしたので汗をかく調理は遠慮したい。遅めの昼飯は生野菜と心太。炭水化物は液体で摂った。

『sannaviki』艇長がシャワーから帰ったらヨット飲みを始める。

 夕立があるかもしれないと話していたら…

 竜巻じゃないか!
 突然の激しい雨にキャビンに退避したので状況はよく分からないが,この後,近くを通過して行ったようで急に風向きが変わり,ヨットが岸壁に押し付けられている(出入りするのでビームアンカーのロープもタイトにしていなかった)。
 ビーチではキャンプのタープが剥がされ宙を待っている。
 ほどなく漁師さんが見えられて,
「ここは大丈夫でしたか?」
と声をかけていただく。ありがとうございます。
 漁港の方がやけに騒がしい。陸上げ漁船の位置がずれている。また別の漁師さんが来られたので話を聞くといろいろと被害があったようだ。神社前の店は屋根が剥がれている。わずか100メートル横を通過していったのだ。
 傍観者でいてはいけない。きちんと自然に対峙しなくてはいけないとおおいに反省したが,こちらに来たら防ぎようがないなあ…

酒田港第2PBS発 04:40
鼠ヶ関港着     11:30(29.05NM)

Sunday, July 30, 2023

ようやく酒田へ 本荘マリーナ〜酒田港

  陸からの風が心地よい。朝のうちは稼げそうだ。

 マリーナ入り口の狭い箇所を用心しながら出航した。

 5〜6ktと快走だったが,そのうちに風は弱まり,お決まりの真上りとなった。
 不快な浮遊物はなく,単調な機帆走に終始する。

 往路でさっぱり見えなかった鳥海山が姿を現した。さて,山形県側からも見えるかな。

 飛島方面からヨットが1艇,港内からもヨットが出てきた。そうか今日は日曜日だった。

 よく来ましたよ!

 8日ぶりに『sannaviki』と合流。高知香南市ポートマリーナ,宮津港,酒田港とこれで3度目となった。

 よく冷えたビールと弁当をいただく。ごちそうさまでした。明日からまたよろしくお願いします。

 西陽よけに寒冷紗を張ってから街に出た。

 新井田川の泊地はと行ってみると,おやっ,ガラ空きじゃないか。こちらは出歩くには便利ですね。

 隠岐西之島以来の散髪をする。シートを倒されてから寝てしまっていたよ。すっきりした。

 去年寄港した際にここの会員権を作っている。シャワーだけを浴びた(300円)。

 近くの神社にお詣り。

 中町の『十一屋』が閉業している。飲むにはまだ早いが『久村の酒場』は定休日,ミンチカツでも買うかと『中島』に行くが閉まっていた。ついてないなあ。
 新町の『十一屋』で軽くアテを買ってヨットに戻った。

 地元のヨットマンSさんが来られてヨット飲み。赤のスパークリングワインがなかなか美味しかった。ごちそうさまです。
 貴重な話をたくさん聞かせていただいた。街にはちょいと遠いがこの泊地2PBSのよさはこんなところにあるのかもしれないね。

本荘マリーナ発   04:40
酒田港第2PBS着 10:55(31.55NM)

Saturday, July 29, 2023

たくさんの人に助けていただきました 在本荘マリーナ

  そうだ,ミョウガがあったのだ!

 ついでに飛島で買った「いげし」も入れておすましにした。美味いねぇ。

 7時前に鉄工所の方が,きれいに仕上がったステイを持ってきてくれました。ありがとうございます。修正はハンマーで叩いてやるようにとのアドバイス。

 取り付けるとワイヤーが曲がっている。これは要修正ですね。

 地元ヨット乗りのS(以下,『天籟丸』)艇長がやってきて,お手伝いをしてくれる。本当に助かります。
 ずっとお世話になっているT(以下,『SPlash』)艇長もやってきた。マリーナのスタッフも加わってよりよい方法で修正を加える。
 そこに鉄工所の方も登場してプロの手さばきで角度を変えていく。総勢6人も関わってくれました。
 当然、マスト登りは数知れず。下で『天籟丸』艇長がサポートしてくれたのでワイヤー捌きが楽でした。ありがとうございます。

 その『天籟丸』艇長からテンションゲージをお借りして,各リギンの張りを調整しました。ありがとうございます。

 日中は寒冷紗をかけて少しでもキャビン内の温度を下げる。

 風呂は昨日入ったのでその時いただいた200円の割引券が使えてお得。入浴後は昨日と同じで スーパーへ。
 今日も作る気はしないので惣菜オンリー。

 先日,中濃ソースを買ったけれど,やっぱり僕はウスターが好みですね。

 ビールはヱビスか赤星に決まっておるが旅先ではそうも言っていられない。

 発泡酒なら麦とホップ。他社のそれのように余計な添加物が入っていないのがよろしいね。その東北限定ならこれは買わずに飲まずにいられない…

 明日も晴れ。酒田までのんびりと行きます。

 あれれ,森が邪魔で見えないと聞いていたが…

 6時の号砲から80分後,バンバンバンと打ち上げましたね。

 ヨットからの花火は格別だね〜

⛵本荘マリーナ

Friday, July 28, 2023

あかんがな〜 戸賀港〜本荘マリーナ

 横になったらそのまま寝てしまったらしく,天井のLED灯ももちろん点けっぱなしだった。

 ニンジンを買い忘れたのでトーストのみ。コーヒーも淹れずにミルクココアとはなんたる無精。

 あああっ,グラスにビールが残っているじゃないか…呑兵衛の看板は下ろします。

 函館の方が見送ってくれました。おはようございます。昨日はごちそうさまでした。ご安航を。

 さて終日南西の風でジブは張れるはずだ。

 今日も暑くなるだろうなぁ。でも曇りより青空が夏にふさわしいから好きだなぁ。

 4kt台で走っているからまぁいいか。このまま風がシフトしないでいて欲しい。
 快調に走っていたが,カンッとおかしな音が聞こえた。デッキを見回るが異常はない。約1時間後,バキッ,カタンと連続音!これはあれしかない。やはりそうでマストの前にあるはずのベビーステーがない。

 去年応急処置で溶接したところから折れている。
 風下側のロワーシュラウドは情けないほどにブラブラしている。テンションが甘かったのか…幸い風は弱い。緩いクローズホールドで進む。

 マリーナ手前でタグが海底ケーブルの敷設中だった。VHFで連絡を取り,後方の警戒船の後ろを回った。

 マリーナに着いてすぐに往路でお世話になったTさんがやってきた。今後の段取りを教えてくれる。助かります,本当に。
 先ずやることは,バッテリーの載せ替え。へたっているのが現実となってきたので先日ここ本荘マリーナ宛に発注をかけておいた。汗をかきつつやっているところに,『天籟丸』艇長がやってきた。知り合いの鉄工所の方が夕方来るのでそこでやりましょうとの力強いお言葉が心に染み入りました。
 16時に鉄工所の方が来られ,ステイを預ける。よろしくお願いします。
 トイレにも行かずに作業ができたのはほとんど汗に消えたからか。

 ありました!往路出航の朝,お借りしていたコードリールを返却した際に軽くメモ書きした養生テープとマジックインキだ。トイレ前の出港届けテーブルにの上にきちんと置かれてありました。

 ようやく落ち着いたのでマリーナのチャリで風呂と買い出しに出かける。
 外飲みはわずらわしい。夕陽を見ながらヨットで晩飯だね。

 日本海はこれがいいですね。

 カットキャベツ5〜6人前のを買ったが,子どもの頃からキャベツなんて一度に半玉は食っていた。
 ビールがことのほか美味いね。

戸賀港発    04:35
本荘マリーナ着 12:30(38.09NM)

Thursday, July 27, 2023

今日出ないと… 深浦港〜戸賀港

  昨日から天気ばかりを気にしている。風は南西,せめて南南西にでも振れてくれるといいのに8/4まで同じような予報,おまけに今日より強い日が多い。今日出ないと1週間ばかり閉じ込められそうだ。

 ニンジンを買い忘れた…しし唐があったが黒くなっているものもある。さっさと食っちまおう。

 アンカーロープが60m出ているのでそれなりに回収に時間がかかった。

 あらかじめリーフしておいたメインセールを揚げる。

 北前船がここで帆を下ろした1本杭。入港時に一番杭で帆を下ろし,二番杭,三番杭と順に綱をかけ替えて港に近づいたという。

 沖出しして変針すればいい。左舷からの風が6ktでヨットを前に進める。これぐらいでええやろ〜…いやいやまだまだ進めるべきでした(10NMぐらいは)。

 南に振り,また西に振りを繰り返す…やっぱり最初にもっと沖出ししておけばよかったよ。
 入道崎手前からようやく4ノット台が出てきた。それまでの様子から入港は諦め,セーリングで次の泊地に行こうかとまで考えていたが,どうやら明るいうちには入港できそうだ。

 着きました。ほっとする。
 函館のヨットが1艇,佐渡島からの帰りだと聞いた。舫を取っていただきました。ありがとうございます。

 エンジンチェック,ポリタンクからの軽油補充,その他明日の準備もしてから函館ヨットに挨拶に行った。
 どうぞと招かれ,オンザロックをご馳走になる。氷はうれしいですね。イカの炒め物も美味しかった。ありがとうございます。

 まだ飲んでるの?と港ネコが…はい,寝ます,おやすみなさい。

深浦港発 04:40
戸賀港着 18:40(53.95NM)

Wednesday, July 26, 2023

今日も南西が強いね 在深浦港

 3時前に起きて風を確認,ともかくスタンバイだけはしておかないといけない。いつも通りの朝食の後は,ひたすら複数のお天気サイトを確認する。艫作崎も入道崎も上りがきついなあ。『Chic Rêve』艇長と朝の挨拶,本日『よじ(攀丸)』は出ないことを伝える。
 最初に彼と会ったのは6/16に隠岐西之島で,『Chic Rêve』のエンジン修理が終わった直後だった(部品発注及び整備で3週間ばかりいたらしい)。夕方『sannaviki』でヨット飲みした。翌朝は境港に向けて出航された。さらに『sannaviki』も6/18に七類港へと出た。僕はしばらく西之島でのんびりしてから,台風から逃げるために鹿児島から九州西岸を急いで北上し,ろくに寄港できなかった九州五島列島に戻る予定だった。ところが予報を見ると西進,南下すると雨に閉じ込められそうだ。そらかなわんなぁ…いい風が吹く日を見計らって東進,北上することにしたのだった。
 隠岐西之島出港は6/23の5時,オーバーナイトで宮津港に着いたのは翌6/24の9時20分。ずっと気分のいいセーリングができた。間人から『sannaviki』が昼過ぎに到着して合流,また2艇で北に向かうことにした。三國湊での雨滞在を経て,いわく付きの金沢港はパス,富来に向かった。
 そこに『Chic Rêve』が着いていた。再会を喜ぶ。僕たち同様に天候待ちが多かったようだ。以後,3艇でのクルージングが続いたわけだ。

 アンカーを回収してメインセールが揚がった。

 ご安航を。

 挨拶のために岸壁に近づいてこられました。行ってらっしゃい。

 時折ぱらりとくる。雲の動きが速く晴れ間が見えてもすぐに隠れてしまう。出なくて正解か…買っただけで家で読まなかった本2冊を積んでいる。それでも読んで時間をつぶそう。待ち遠しいのはお昼だ。
 コンビニでWi-Fi接続してバックアップ,モバイルバッテリーにも充電しておく。イートインコーナーがあるので助かる。
 しまった,12時じゃないか,そんな混んでいる時間に行くこともなかったのに。

 なんと言ってもこの店名がよろしいですね。

 やはり飲んでしまうなぁ。

【海彦山彦御膳】をあてにしながらゆっくりやった。

「明日出るかな。」
と言って店を出ようとしたらマスターがミニトマトをどっさり持たせてくれました。ありがとうございます。助かります。

 ヨットに戻る前に『まるごと市場』をのぞく。

 おっ!ミョウガが出ているよ。レジでお姉さんに,
「まだ出られません。」
と言うと,
「いい,(すっかり)深浦の住人だぁ。」
と慰められたのが妙に嬉しい。
 昨日と同じように2階でくつろぐ。14時半になったら『深浦観光ホテル』に行く。歩いても20分,格納した自転車を出すまでもない。
 帰路,夕陽展望台から見る海に白波は見えない。このまま落ち着いていて欲しいものだ。

『まるごと市場』で惣菜を買う。

 〆て260円。よろし過ぎますね。

⛵深浦港